DJIは2025年11月13日、DJI Neo 2を発表した。重量151gでDJI製ドローンの中で最も軽量かつコンパクトな機体である。
DJI Neo 2は全方向障害物検知機能、ジェスチャー操作、手のひらでの離着陸に対応する。12MPの1/2インチCMOSセンサーとf/2.2の絞りを搭載し、2軸ジンバルを採用した。4K/100fpsのスローモーション動画や2.7K縦向き動画の撮影が可能である。
その他、最大12m/sの速度でトラッキングでき、8方向でのトラッキングに対応する。また、DJI RC-N3送信機と接続すると日本国内で最大6kmの映像伝送距離を実現する。最長19分の飛行時間を持ち、49GBの内蔵ストレージを備える。
価格は機体単体が38,390円、Fly Moreコンボが51,700円、送信機付属Fly Moreコンボが66,660円、Motion Fly Moreコンボが91,740円である。本日より販売を開始する。
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DJI、より安心の安全機能を携え、さらにクリエイティブな飛行が可能なDJI Neo 2を発表
【編集部解説】
DJI Neo 2の登場は、パーソナルドローン市場に新たな基準を打ち立てたといえる画期的な出来事です。これまでのモデルよりわずかに重量が増した151gという重量は、航空法に基づく機体登録が必須となりますが、リモートIDの内蔵などで法規制に準拠しつつ、手軽な運用を実現しています。本体はポケットに収まるほどコンパクトですが、全方向障害物検知機能や前方LiDAR、下方赤外線まで組み合わせた「3重プロテクション」となっていて、ドローン初心者でも安心して屋外・屋内の飛行を楽しめる設計です。これは従来のカメラ付きトイドローンの枠を越えた安全性能です。
搭載されるカメラは1/2インチCMOSセンサー(12MP)とf/2.2の絞り、2軸ジンバルによる高い安定性があります。新たに4K 100fpsのスローモーション撮影や2.7K縦向き動画対応も加わり、SNSやVlog用素材としても十分な画質を実現しています。
操作面では、従来通りスマートフォンアプリやコントローラーに加え、ジェスチャー操作や音声コマンドも利用できるよう進化。ドローンに手のひらを向けて離着陸、両手の動きで距離を調整できるなど、直感的かつダイナミックな撮影演出が誰でも手軽に楽しめるのが特徴です。ActiveTrackの強化により、ランニングや自転車走行などでも最大12m/sの速度で安定したトラッキングが可能となり、アウトドアでの活用シーンも拡がりました。
また、新しいSelfieShotやドリーズーム、マスターショット、クイックショットといったインテリジェント撮影モードの充実も大きな魅力です。ハンズフリーで構図やカメラワークを任せられるので、家族やグループでの記念撮影、趣味のフィールドリポートもワンランク上の映像表現を体験できます。
Neo 2は内蔵ストレージも強化され49GBに拡大、Wi-Fi経由で最大80MB/sの高速転送も可能になりました。これにより、長時間の4K撮影でも保存容量の不安が軽減され、撮影後すぐにスマホで編集・アップロードができます。
安全性や撮影機能の向上はもちろんですが、151gという軽量ボディによる“どこでも空撮可能”なドローン体験を刷新した点が最大の魅力です。日本国内の電波法に合わせ最大伝送距離6km・最長19分飛行というスペックも維持され、各種規制への配慮も万全。はじめてのドローンや本格的な映像クリエイター、アウトドア愛好家まで幅広い層で使いやすい一台です。今後このカテゴリーが生活・表現シーンでどのような広がりを持つのか、大きな関心を集めています。
【用語解説】
ジンバル
カメラの揺れや傾きを補正し、安定した映像を撮影できる装置。2軸の場合は上下と左右傾きなどを補正。
4K/100fps
4K(3840×2160)解像度で1秒間に100フレーム記録する方式。スローモーション動画に最適。
【参考リンク】
DJI公式サイト(外部)
民間ドローン業界の世界的リーダー。新製品や公式サポート情報も掲載。
DJI Neo 2製品ページ(外部)
Neo 2の仕様や特徴、購入情報、公式サポート案内も確認できる。
DJI Care Refreshサービス(外部)
購入後の故障・紛失保証やサポートについて詳しく説明されている。
【参考記事】
DJI Neo 2 vs DJI Neo: worth the upgrade?(T3)
Neo 2は初代より安全・ジンバル性能が進化し、カメラ画質や自動障害物検知が大幅に強化された点を具体的に解説。
DJI Neo 2 Full Comparison | Drone Vortex
前モデルとの比較をスペック表や写真とともに解説。2軸ジンバルや操作性強化の実利面を明示。
【編集部後記】
新しいドローンや先端プロダクトが登場すると、「ちょっと触ってみたいな」と思う方も多いのではないでしょうか。今回のDJI Neo 2は、カメラやインテリジェント機能がぐっと進化して、空撮が驚くほど身近になりました。「自分の暮らしや仕事、趣味にどう役立ててみたいか?」そんな視点で、みなさんならNeo 2をどんなふうに使ってみたいか、ぜひ聞かせてください。今後もワクワクする進化を一緒に楽しんでいければうれしいです。

