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「Luma Dream Machine」のLoop機能とEND FRAMEを試してみた。

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6月に公開された「Luma Dream Machine」だがなかなかのペースでアップデートされているようだ。今回はLoop機能とEND FRAMEについて実際に試してみた。

Dream Machineについておさらい

Dream Machineは、Luma AIが開発したAI動画生成ツールです。

2024年6月12日に無料のオープンベータとして公開され、わずか数週間で大きな注目を集めました。このツールの特徴は、テキストプロンプトや画像から、高品質な短編動画を生成できる点です。

当初は1回の生成で5秒の動画を作成する機能が基本でしたが、その後のアップデートで機能が大幅に拡張されています。

時系列で見るアップデート

2024年6月12日:オープンベータ公開

Dream Machineが一般ユーザーに向けて公開されました。この時点での主な機能は以下の通りです:

  • テキストプロンプトまたは画像からの5秒動画生成
  • 高解像度(1024×576ピクセル)での出力
  • 無料で月30回まで使用可能

2024年6月(日付不明):Extend機能の追加

公開から間もなく、Extend機能が追加されました。この機能により:

  • 既に生成された5秒の動画をさらに5秒ずつ拡張可能に
  • 最大で20秒程度まで動画を延長できるように

この機能追加により、ユーザーはより長尺の動画を作成できるようになり、表現の幅が大きく広がりました。

2024年6月27日:キーフレーム機能の実装

キーフレーム機能(後のEND FRAME機能)が実装されました。この機能の特徴は:

  • 動画の始点と終点を別々の画像で指定可能
  • 動画の展開をより細かくコントロール可能

この機能により、ユーザーは動画のストーリー性や変化をより詳細に設定できるようになりました。

2024年7月:Loop機能とEND FRAME機能の追加

最新のアップデートでは、以下の2つの重要な機能が追加されました:

  1. Loop機能
    • シームレスに繰り返し再生できる動画を生成
    • 単一の画像やプロンプトから連続的な動きを作成
  2. END FRAME機能
    • 先述のキーフレーム機能と同様
    • 動画の始点と終点を別々の画像で指定可能

これらの新機能により、Dream Machineの表現力と使い勝手が大幅に向上しました。

END FRAMEを試す

まずはEND FRAMEを試してみます。イメージを2枚アップロードすると1枚目と2枚目(END FRAME)の間を自然につないでくれるという機能です。

1枚目はこちらのイメージです。Dall-e3で生成した、宇宙ステーションのイメージです。

そして2枚目のイメージがこちらです。エイリアンにガンを向けているイメージです。

ちなみに以下の記事のアイキャッチに使用したものです。

「Alien: Rogue Incursion」VRで体験する極限の恐怖!エイリアンとの緊迫の戦いが2024年ホリデーシーズンに登場

2枚のイメージをDream Machineにアップします。

さて、うまくいくでしょうか。

https://digital-madoguchi.site/test/wp-content/uploads/2024/07/b2416ddf.mp4

画面遷移の後、エイリアンが現れて、ガンを構えるところがちゃんと表現されています。

Loopをつかってみる

つづいてはLoopです。こちらはなんとなく想像がつきますが、シームレスに繰り返し再生できる動画を簡単に作成できる機能です。

「InnovaTopia」と書いたプレートをピカピカと光らせてみたいと思います。

この写真をアップして、textに「Issued with a cyberpunk image, or sometimes sparked.」と入力しました。

https://digital-madoguchi.site/test/wp-content/uploads/2024/07/Issued_with_a_cyberpunk_image__or_sometimes_sparked__f06093.mp4

いかがでしょうか?

Loopを使うとウェブサイトのヘッダー、デジタルサイネージ、SNSの投稿など、結構実用的に使えそうな気がします。

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