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Meta AI、6か国展開へ:FacebookやInstagramに統合、AIアシスタント競争激化

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Meta AI、6か国に新展開:43か国でのサービス提供へ

Metaは2024年10月10日、AIチャットボット「Meta AI」を6か国に新たに展開すると発表した。対象国はブラジル、イギリス、フィリピン、ボリビア、グアテマラ、パラグアイ。今後数か月をかけて段階的に展開し、最終的に43か国で利用可能になる予定だ。

Meta AIは12言語以上をサポートし、アラビア語、インドネシア語、タイ語、ベトナム語などが追加される。利用可能なプラットフォームはFacebook、Instagram、WhatsApp、Messenger、およびMeta.aiウェブサイトとなる。

Metaの創業者兼CEOのMark Zuckerberg氏は、AIモデル開発に注力し「勝利を目指す」と述べている。最近では、John CenaやJudi Denchなどの有名人の声をMeta AIに追加した。

この展開により、MetaはMicrosoftのCopilotやGoogleのGeminiと競争を続けている。MicrosoftはCopilotの大幅なアップグレードを発表し、GoogleはFitbitなどの製品にGemini搭載機能を組み込んでいる。

from;Meta AI chatbot is rolling out to six more countries – Neowin

【編集部解説】

Meta AIの展開拡大は、AIアシスタント市場における競争の激化を示しています。MicrosoftのCopilotやGoogleのGeminiといった強力なライバルが存在する中、Metaは独自の戦略を展開しています。

特筆すべきは、Meta AIが同社の主要プラットフォーム全てに統合されている点です。Facebook、Instagram、WhatsApp、Messengerといった巨大なユーザーベースを持つアプリに組み込むことで、Meta AIは急速に普及する可能性があります。これは、他社のAIアシスタントにはない強みといえるでしょう。

また、Meta AIの多言語対応も注目に値します。12言語以上をサポートし、アラビア語やインドネシア語など、新興市場で使用される言語にも対応する予定です。これにより、グローバルな規模でAIアシスタントの普及を加速させる可能性があります。

※ちなみに本記事を執筆現在、日本語には対応しておらず、Meta AIにアクセスすると「Meta AIはお住いの地域ではご利用いただけません」とのメッセージがでます。

Meta AIはお住いの地域ではご利用いただけません

【参考リンク】

  1. Meta AI(外部)
    MetaのAIチャットボットを体験できる公式ウェブサイト。様々な質問や要求に対応します。
  2. WhatsApp(外部)
    Metaが運営する世界的に人気のメッセージングアプリ。Meta AIが統合されています。
  3. Instagram(外部)
    写真や動画を共有するSNS。Meta AIが利用可能になりました。

【関連YouTube動画】

How to use Meta AI for Business (Meta AI in WhatsApp, Facebook & Instagram)

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