WordPressサイトにおけるAI活用方法に関する包括的なガイドが2025年2月5日、技術系メディアDZoneに掲載された。執筆者はNitish Singh氏で、以下の主要なポイントが示されている
主なAI活用方法
- コンテンツ生成
- 画像生成・最適化
- SEO改善
- サイトデザイン・構築
- チャットボット導入
- ウェブフォーム最適化
- 多言語翻訳
推奨されるAIツール・プラグイン
- Uncanny Automator:OpenAIのAda、Babbage、Davinci等と連携
- AI Engine:OpenAI APIを利用したコンテンツ作成
- ShortPixel:画像最適化
- DALL-E 2:画像生成
- AIOSEO、Rank Math AI:SEO最適化
- Elementor AI:サイト設計
- Chatbase:チャットボット
- Formidable Forms:AIフォーム
- Weglot:多言語翻訳
これらのツールは、WordPressの主要プラグイン(WPForms、MemberPress、AffiliateWP等)と互換性がある。AIの各機能を使用するには、基本的に無料でインストールできるが、AI機能の利用には有料クレジットが必要となる。
from:How to Use AI With WordPress
【編集部解説】
2025年のWordPress環境において、AIツールの統合は新たなフェーズに入っています。
特筆すべきは、これらのAIツールがもたらす作業効率の劇的な改善です。例えば、コンテンツ作成時間が平均で60%削減されたというデータもあります。しかし、この急速なAI統合には注意点もあります。
特に日本語コンテンツに関しては、生成されたテキストの品質にばらつきがあり、編集作業が必要となるケースが多いのが現状です。また、WordPressの基本理念である「オープンソース」との関係性も重要な論点となっています。
AI機能の多くが有料サービスとして提供される中、コミュニティベースの開発モデルとの両立が課題となっています。セキュリティの観点からも、AIツール導入時のAPI管理や個人情報の取り扱いには十分な注意が必要です。
【用語解説】
- WordPressプラグイン
プラグインとは、WordPressの基本機能に追加機能を組み込むためのツールです。
- API Key(APIキー)
サービスを利用するための認証キーです。
【参考リンク】
- Uncanny Automator公式サイト(外部)
WordPressの自動化を実現する定番プラグイン。OpenAI連携機能を含むPro版は月額149ドル。
- ShortPixel公式サイト(外部)
AI画像最適化の代表的プラグイン。月100枚まで無料、有料版は月額9.99ドルから利用可能。
- AI Engine公式ページ(外部)
WordPressに特化したAIコンテンツ生成エンジン。スターター版は月額29ドルから。
【参考動画】
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