カナダの歌手ドレイクが、エドモントン・オイラーズとダラス・マーベリックスがそれぞれのスタンレーカップとNBAファイナルで勝利するという賭けにより、約1億円相当のビットコインを失う寸前に迫っています。
ドレイクは、両チームにそれぞれ50万ドルを賭け、賭けはビットコインで行われました。この賭けは、暗号カジノStakeを通じて行われました。
オイラーズはフロリダ・パンサーズに対して3連敗し、マーベリックスもボストン・セルティックスに連敗し、シリーズで0-3となっています。どちらのシリーズも7戦4勝制です。
ドレイクは6月6日に、賭けのスリップをInstagramに投稿し、「ダラスは私がテキサス人だから。オイラーズは自明の理由で。賭けは@stakeで行われています」とメッセージを添えました。
ドレイクがオイラーズとマーベリックスがシリーズに勝利した場合、それぞれ102万5000ドルと137万5000ドルを獲得する予定でした。しかし、これまでのNBAのプレーオフやファイナルで、0勝3敗からシリーズを勝利したチームはありません。
ドレイクは以前にもスポーツ賭けでビットコインを失っており、3月にはフランシス・ガヌーがアンソニー・ジョシュアに勝つという賭けで61万5000ドルを賭けましたが、ジョシュアが2ラウンドでノックアウト勝ちを収めました。
【編集者追記】用語解説
- ビットコイン(Bitcoin):
暗号通貨の一種で、中央管理者なしに取引記録を管理できる仮想通貨。価格変動が大きいことでも知られる。
- オンラインカジノ:
インターネット上で利用できるカジノ。世界中のユーザーが参加可能で、暗号通貨を使った賭博も行われている。
- Stake:
オンラインカジノの一つ。暗号通貨を使った賭博が可能で、ドレイクが利用していることで知られる。
【参考リンク】
Stake(オンラインカジノ)(外部)
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【ニュース解説】
カナダ出身の有名歌手であるドレイクが、スポーツ賭博で大きな損失を抱える可能性が出てきました。彼は、アイスホッケーのエドモントン・オイラーズとバスケットボールのダラス・マーベリックスがそれぞれのリーグで優勝するという賭けに、合計で約1億円相当のビットコインを投じています。しかし、両チームがシリーズで0勝3敗と大きく劣勢に立たされているため、賭け金を失う可能性が高まっています。
スポーツ賭博は、試合の結果に賭けることで、勝利すれば賭け金以上の金額を得ることができますが、負ければ賭け金を失います。特に、プレーオフやファイナルのようなシリーズ戦では、一度大きく負け越してしまうと、逆転するのは非常に難しいとされています。NBAの歴史上、プレーオフやファイナルで0勝3敗から逆転勝利を収めた例はまだありません。
このニュースは、スポーツ賭博におけるリスクを浮き彫りにしています。特に、ビットコインなどの暗号資産を使用した賭博は、価値の変動が激しいため、さらにリスクが高まる可能性があります。また、暗号資産を使った賭博は、従来の金融システムを通さないため、規制が追いついていない側面もあります。
一方で、暗号資産を使用した賭博は、国際的な取引が容易であり、匿名性が高いため、利用者にとっては魅力的な面もあります。しかし、依存症や不正行為などの問題も指摘されており、社会的な課題となっています。
将来的には、このような暗号資産を使った賭博活動に対する規制が強化される可能性があります。また、技術の進歩により、より公平で透明性の高い賭博システムが開発されることも考えられます。しかし、その一方で、暗号資産の普及が進むにつれて、問題行為への対策もより複雑になるでしょう。
このニュースは、スポーツファンだけでなく、暗号資産市場や賭博産業に関心を持つ人々にとっても注目される話題です。有名人が大金を賭けることで、賭博の魅力だけでなく、そのリスクについても考えさせられる出来事と言えるでしょう。
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