日本の投資アドバイザーであるMetaplanetは、ビットコイン(BTC)の保有量をさらに600万ドル分増やす計画を発表しました。これにより、同社のビットコイン投資は既存の900万ドルに加えて、合計1500万ドルに達する見込みです。この購入資金は、今週水曜日に予定されている債券発行から調達されます。この発表を受けて、株価は12%上昇しました。
Metaplanetは、ビットコインを長期保有する基本方針のもと、運用やその他の目的でビットコインを使用する場合は、該当するビットコイン残高を貸借対照表上の流動資産として記録すると述べています。今回の債券は年利0.5%で、2025年6月25日に満期を迎えます。
Metaplanetは、円の露出を減らし、日本の投資家に税制上の優遇を伴う形で暗号資産へのアクセスを提供する目的で、2024年4月からビットコインの購入を開始しました。2024年5月には正式にBTCを準備資産として採用し、6月にはさらに160万ドル分のビットコインを購入しました。
Bitcointreasuriesのデータによると、Metaplanetは現在、141BTCを保有しており、日本で最大の企業ビットコイン保有者です。ビットコインの価格は過去24時間で3%下落し、アジアの午後の時間帯には63,200ドルで取引されています。
【ニュース解説】
日本の投資アドバイザー企業であるMetaplanetが、ビットコインの追加購入を計画しているというニュースは、デジタル資産への企業の関心が高まっていることを示しています。Metaplanetは、既に900万ドル分のビットコインを保有しており、今回の600万ドル分の追加購入により、その保有量を1500万ドルに増やす予定です。この購入のための資金は、近日中に行われる債券発行から得られるもので、この発表後に株価が12%上昇したことから、市場がこの動きを好意的に受け止めていることが伺えます。
Metaplanetはビットコインを長期保有する方針を掲げており、ビットコインを運用資金や他の目的に使用する場合は、その分のビットコイン残高を流動資産として貸借対照表に記録するとしています。これは、ビットコインを企業の資産管理に組み込む際の透明性を高めるための措置と考えられます。
このような動きは、円の価値変動リスクを軽減し、税制面での優遇措置を活用して日本の投資家に暗号資産へのアクセスを提供することを目的としています。Metaplanetは、ビットコインを準備資産として採用しており、日本における企業としては最大のビットコイン保有者となっています。
このニュースは、企業がデジタル資産を資産ポートフォリオに組み入れる動きが進んでいることを示しており、特にビットコインが企業の資産管理戦略の一部として認識され始めていることを示唆しています。このような動きは、ビットコインの価格に影響を与える可能性があり、また、他の企業にも同様の戦略を採用するきっかけを提供するかもしれません。
しかし、ビットコインの価格は非常に変動が激しく、投資リスクが高いことも認識する必要があります。企業が大量のビットコインを保有することは、価格変動による損失リスクを高める可能性があるため、リスク管理が重要です。また、規制当局による暗号資産に関する規制の変更も、企業のビットコイン戦略に影響を与える可能性があります。
長期的な視点では、企業によるビットコインの保有が増えることで、ビットコインがより広く受け入れられる通貨としての地位を確立する可能性があります。一方で、暗号資産市場の成熟に伴い、規制や市場の安定性に関する新たな課題が生じることも予想されます。
from Japan’s Metaplanet Wants to Buy Another $6M Bitcoin.