2025年第1四半期、LINEのDappポータルを通じて新しいWeb3ゲームプラットフォーム「social.meme」がローンチされる予定です。
主な特徴
LINEを基盤としたミニDappポータル上で展開され、ゲームをプレイするだけでミームトークンが獲得可能です。追加のアプリダウンロードは不要で、LINE上で直接プレイできます。
fromX:
https://x.com/financie_jp/status/1881237690554941736
【編集部解説】
LINEでトークンが貰えるゲームの登場は、Web3技術の大衆化における重要なマイルストーンとなります。
Web3普及に向けたLINEの戦略的展開
LINEがトークン報酬型ゲームを展開する背景には、以下の重要な戦略的意図があります。
ユーザー基盤の活用
LINEは1億9600万人の月間アクティブユーザーを抱えており、この巨大なユーザーベースをWeb3市場へ誘導することが可能です。特に、既存のLINEアカウントだけで利用できる仕組みにより、Web3への参入障壁を大幅に下げています。
簡単な利用体験の提供
従来のブロックチェーンゲームで必要だった複雑なウォレット作成やアプリのダウンロードが不要で、LINEアプリ内で完結する設計となっています。これにより、暗号資産やNFTの知識がないユーザーでも気軽に参加できます。
Telegramの成功モデルの踏襲
この取り組みは、Telegramの「TON」プラットフォームの成功を参考にしています。TONでは「Notcoin」が4,000万人、「Hamster Kombat」が3億人のユーザーを獲得した実績があります。
展開計画
2025年第1四半期までに、以下の展開を予定しています:
- 1月末までに30種類のDappsを公開
- 第1四半期末までに追加で150種類のDappsを展開
安全性への配慮
IPホルダーから正式なライセンスを受けたコンテンツのみを扱うことで、ミームトークン市場でしばしば問題となる著作権侵害や詐欺的行為のリスクを最小限に抑えています。このように、LINEはユーザーフレンドリーな設計と既存の強みを活かしながら、Web3市場への本格参入を図っているのです。
【用語解説】
- Web3:
ブロックチェーン技術を使って分散化された新しいインターネットの形態です。
- Dapp:
分散型アプリケーションの略で、ブロックチェーン上で動作するアプリケーションです。
- ミームトークン:インターネット上で話題となったミーム(画像や動画、フレーズなど)をテーマにした暗号資産の一種。
【参考リンク】
- FiNANCiE公式サイト(外部)
Web3時代のトークンプラットフォーム。クリエイターやアスリートの活動支援が可能。
【参考YouTube】
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