ビットコインETFの承認後、次に期待されるのはイーサリアム（ETH）のETFかもしれない。イーサリアムのネイティブトークンであるETHは、米国でビットコインETFが承認されることが期待される中、トレーダーたちがイーサリアムETFの提案の可能性に賭けて価格が上昇し、24時間で5%増の2,400ドルを超えて取引された。一方、米国証券取引委員会（SEC）のアカウントが一時的にハッキングされた偽のツイートにより、ビットコインは同期間に2.2%下落した。
ブラックロックは、スポットイーサリアムETFであるiShares Ethereum Trustに関するS-1フォームをSECに提出していた。暗号通貨コミュニティのセンチメントは、米国のプロフェッショナルな投資家がイーサリアムを直接所有することなく、ブロックチェーンのトークンに対するスポットエクスポージャーを得る初めての商品となるイーサリアム中心の製品に向けてトレーダーがポジションを取っていることを示唆している。
イーサリアムをステーキングして年間約4.5%の報酬を得ることができるLidoのLDOやRocketPoolのRPLなどのトークンは、最大17%まで上昇した。また、イーサリアムの上に構築されたが独立したブロックチェーンとして機能するレイヤー2ネットワークのトークンも、最大9%の上昇を見せた。
しかし、市場の観測者は、イーサリアムETFがまだ可能性の段階にあると警告している。ビットコインに続いてETFとなる可能性が最も高いのはETHであると分析されている。現在、ブラックロックやフィデリティなどの伝統的な金融大手を含む13の発行体が、後に承認が広く予想されるビットコインのスポットETFの承認を待っている。
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