ベネズエラが物議を醸していたペトロ暗号通貨を終了
ベネズエラは、2018年2月に経済危機と米国の制裁に直面しているボリバル通貨を支援するためにニコラス・マドゥロ大統領が導入したペトロ暗号通貨を終了することを発表しました。ペトロは、国の豊富な石油埋蔵量を背景にしていましたが、発行前から違法であるとの国内の反対派議会の主張や、ペトロを資金源としたロシア銀行に対する米国の制裁など、論争に巻き込まれていました。ベネズエラ政府はペトロをパスポート取得や社会住宅プロジェクトの資金調達、最低賃金の50%をペトロに連動させるなど、様々なサービスに結びつけようと試みましたが、石油取引における暗号資産の使用に関する財務不正が発覚し、石油大臣の辞任やビットコイン採掘の取り締まりにつながるなど、問題が続きました。現在、残っているペトロはボリバルに換金されています。ベネズエラ政府からのコメントは得られていません。
from Venezuela Ends Controversial Petro Cryptocurrency: Reports.