ビットコイン(BTC)の価格が40,000ドルを下回り、新たに開始されたスポット型ビットコインETF(上場投資信託)への資金流入にもかかわらず、売りが買いを上回る状況が続いています。1月11日に取引が開始されたビットコインETFは、開始直後にビットコインの価格を49,000ドルまで押し上げましたが、その後価格は下落し続け、ついに40,000ドルを割り込みました。ビットコインは12月初旬以来の最低価格になりましたが、1年前と比べても2倍以上の価格です。
新しいスポット型商品は、特にBlackRock(IBIT)とFidelity(FBTC)のETFが開始から1週間で10億ドル以上の資産を管理しているなど、新規資金の流入が見られます。しかし、GrayscaleのGBTC製品からは数十億ドルが流出しており、投資家が利益を確定したり、コストの低い他の商品に移行していることが考慮される必要があります。GBTCからの資金流出に加えて、ヨーロッパやカナダの既存のスポット型ビットコイン商品や、ProSharesのような先物ベースのETFからも資金が流出しています。
10x Researchは、ビットコインの価格が10月2日の27,530ドル以来、初めて弱気に転じたと報告しています。昨年の10月2日は、その後3ヶ月間で約70%の上昇につながるほぼ正確な起点であったため、弱気派にとっては慰めになるかもしれません。10x Researchは2024年第1四半期にETF関連のラリーは一時的なものであり、価格は3月にかけて38,000ドルに向けて下落すると予測していましたが、予想よりも速いペースでその予測が現実のものとなっています。
ビットコインの価格動向については、今後も注意深く観察が必要です。
from Bitcoin Slides Below $40K, Now Down Nearly 20% From Post-ETF Euphoria.