InfluxDataとAmazon Web Services(AWS)は、Amazon Timestreamを通じて管理された時系列データベースサービスを提供するために提携した。このサービスは、開発者が時系列データとのやり取りを容易にすることを目的としている。InfluxDBをAWS上でホスティングすることで、データベースの運用に伴う複雑な管理作業を排除している。これには、インストール、アップグレード、ストレージ管理、高可用性のためのレプリケーション、バックアップなどが含まれる。このサービスは、ミリ秒単位の応答時間を要求するアプリケーションに適しており、リアルタイムのアラートやインフラの信頼性監視などのユースケースに理想的である。
Amazon Timestream for InfluxDBの価格は、観測されるデータとその頻度によって大きく異なり、AWSのウェブサイトには$373.21から$11,969までの範囲で例が示されている。AWSは、Microsoft Azureなどの競合他社との競争を続ける中で、時系列データやオープンソースツールにも注目している。
【ニュース解説】
Amazon Web Services(AWS)とInfluxDataが提携し、Amazon Timestreamを通じて管理された時系列データベースサービスを提供することになりました。このサービスは、開発者が時系列データとのやり取りをより簡単に行えるようにすることを目的としています。時系列データとは、時間の経過とともに連続的に収集されるデータのことで、この種のデータはリアルタイムの監視や分析に特に有用です。
Amazon Web Servicesは2025年6月17日、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催中の年次クラウドセキュリティカンファレンス「re:Inforce 2025」において、全タイプのAWSアカウントのルートユーザーに対する多要素認証(MFA)適用率100%を達成したと発表した。
同社の最高情報セキュリティ責任者Amy Herzogが基調講演で明らかにした。AWSは昨年のre:InforceでスタンドアロンアカウントのルートユーザーへのMFA義務化を発表し、2025年3月にはCISA Secure by Design誓約支援のため組織内メンバーアカウントのルートユーザーにも適用を拡大していた。
同時にAWSは新セキュリティ機能を複数発表した。AWS Identity and Access Management Access Analyzerに組織内リソースアクセス権限の可視化機能を追加し、AWS Security Hubには脅威優先順位付け機能を強化した。
同時発表されたAWS IAM Access Analyzerの新機能は、組織内の誰が重要なリソースにアクセス権を持っているかを自動推論により検証し、統合ダッシュボードで可視化します。S3バケット、DynamoDBテーブル、RDSスナップショットなどの重要リソースへのアクセス状況を一元管理できるようになりました。