Sightful社は2025年4月24日、Windows向け空間コンピューティングソフトウェア「Spacetop for Windows」を発表した。このソフトはARグラス「Xreal Air 2 Ultra」とAI PC(Intel Core Ultraプロセッサ搭載)を組み合わせて使い、最大100インチ相当の仮想ワークスペースを実現する。
ユーザーは複数のWindowsアプリケーションウィンドウを空間内に自由に配置でき、作業内容はグラスを装着した本人だけが見られるためプライバシー性が高い。価格はXreal Air 2 Ultra本体と1年分のソフト利用権がセットで899ドル、2年目以降は年間200ドル。現時点ではIntel Core Ultra搭載PCのみ対応だが、今後AMD Ryzen AIやQualcomm Snapdragon搭載PCにも対応予定。米国とドイツで販売が始まっており、他国展開も計画されている。
Spacetop for Windowsは、従来のノートPCや物理モニターの制約を超え、どこでも広大な作業空間を持ち運べるという点で、働き方や学び方に新しい選択肢をもたらします。特に、カフェや移動中など公共の場でも、作業内容を周囲に見られることなく業務や学習ができる「プライバシー性」は、リモートワーカーや情報管理が重要なビジネスパーソンにとって大きなメリットです。