AWSの店舗技術チームへの解雇は、Amazonが米国のFresh店舗からレジなしチェックアウト技術を撤去すると発表した後に行われた。このチームは、レジなし技術「Just Walk Out」、Dashスマートカート、Amazon One手のひら決済技術を監督していた。店舗技術チームは2022年にAmazonの小売グループからクラウドコンピューティング部門に移動された。
Amazonは、Amazon所有の店舗および第三者の店舗での一部アプリケーションの使用における戦略的なシフトの結果として、店舗技術部門の削減を決定したと述べた。Amazonは、2022年末から2023年にかけて、27,000人以上の職を削減するという同社史上最大のレイオフを開始し、引き続き人員を削減している。これまでに、Twitch、Audible、Buy with Prime、Prime VideoおよびMGM Studios部門の従業員が解雇されている。
店舗技術チームの解雇は、Amazonがレジなしチェックアウト技術「Just Walk Out」やDashスマートカート、Amazon One手のひら決済技術など、革新的な店舗技術の開発に注力してきたにもかかわらず、これらの技術の展開を見直すという戦略的なシフトを示しています。これは、技術の導入に伴うコストや消費者の受け入れ度、実用性など、さまざまな要因を再評価していることを意味するかもしれません。
Amazon Web Servicesは2025年6月17日、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催中の年次クラウドセキュリティカンファレンス「re:Inforce 2025」において、全タイプのAWSアカウントのルートユーザーに対する多要素認証(MFA)適用率100%を達成したと発表した。
同社の最高情報セキュリティ責任者Amy Herzogが基調講演で明らかにした。AWSは昨年のre:InforceでスタンドアロンアカウントのルートユーザーへのMFA義務化を発表し、2025年3月にはCISA Secure by Design誓約支援のため組織内メンバーアカウントのルートユーザーにも適用を拡大していた。
同時にAWSは新セキュリティ機能を複数発表した。AWS Identity and Access Management Access Analyzerに組織内リソースアクセス権限の可視化機能を追加し、AWS Security Hubには脅威優先順位付け機能を強化した。
同時発表されたAWS IAM Access Analyzerの新機能は、組織内の誰が重要なリソースにアクセス権を持っているかを自動推論により検証し、統合ダッシュボードで可視化します。S3バケット、DynamoDBテーブル、RDSスナップショットなどの重要リソースへのアクセス状況を一元管理できるようになりました。